ケアーからキュアーへ | 日本不整脈外科研究会

手術室

日本医科大学付属病院手術室は、約90名のスタッフで構成されており、現在、本館と東館の2ヵ所で手術を行っています。手術は、日帰りで行う局所麻酔手術から、全身麻酔で行う開腹・開頭・開心術、また、最近では手術支援ロボットを使用した手術まで、幅広い分野にわたる手術を常時行っています。その中で心臓血管外科手術は、新病院内の手術室で手術を行っています。

明るく広々とした最新の手術室で、狭心症や弁膜症、不整脈などの心臓手術、動脈瘤や閉塞性動脈硬化症などの血管手術、放射線科と共同で行う血管内治療(ステント治療)と外科治療とのハイブリッド手術など、日々進歩する医療に対応し、医師・看護師・臨床工学技士と連携し、患者さん一人一人に最善の医療を提供しています。

手術の前日に行われる術前面接では、手術当日、手術室での流れ、麻酔に関することや注意点を、写真つきのパンフレットを使用し、説明させていただきます。また、手術に対する不安や、こうして欲しいというような要望をお聞きし、出来る限り一人一人の患者さんにあった看護を取り入れ、不安が和らぎ、安心して手術が受けられるよう努めています。
手術中は、手術が安全・円滑に進行できるよう、患者さんの観察を常時行うとともに、手術後は、術後訪問にて患者さんよりお話を伺い、ご意見やご感想をもとに新たな看護に繋げています。

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S-ICU, S-HCU

「S-ICU, S-HCU」は外科系の集中治療室として2014年8月新病院前期開院に伴い、新たに開設された部門です。対象は術後症例に加え、人工呼吸器や補助循環、血液浄化など全身管理を必要とする方々です。特に心臓血管術後症例は大きな割合を占めており、術直後からリハビリ開始までサポートしています。術後症例を集約し、一元化することで密度の高い医療・看護を提供し、病院全体の医療の質の向上に貢献しています。

本館5階にICU20床・HCU16床を有し、7名の専任医師と67名の看護スタッフ、ME、薬剤師が連携して治療を行っています。
緊迫したイメージをもたれる方も多いと思いますが、安心して過ごしていただけるようサポートさせていただきます。


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CCU

CCUは、この8月に新病院 本館3階で主科を心血管集中治療科として、新しいスタートを切りました。心臓血管外科とは密接な連携が必須であり、毎朝のカンファレンスから一日が始まります。
CCUネットワークや、大動脈ネットワークをはじめとし、緊急で入院になった患者さんについて外科的手術が必要と判断されれば、すぐに連携をとり、最善の治療を検討します。緊急入院からカテーテル治療、手術、術後の管理まで、CCUと心臓血管外科の医師、看護師でのチーム医療が実践されています。
また、病院外での交流も活発で、定期的に開催されるバーベキューなどのレクリエーションもチームワークの構築に一役買っています。

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本館8階病棟

本館8階病棟は、46床で4人室と1人室で構成されています。心臓血管外科の定床は、20床。心臓血管外科の患者さんは、手術後、全身管理のため、S-ICU/S-HCUに数日間入室し、全身状態が安定した段階で本病棟に転入され、継続治療・継続看護を提供しています。また、心臓疾患で手術をされた方は、S-ICU/S-HCU入室時から心臓リハビリが開始され、病棟でも心臓リハビリを継続しています。
 心臓血管外科の医師と看護師によるラウンド回診は、毎日、実施されており、患者さんの状態や日常生活においての問題点等を医師・看護師間で情報交換をしています。また、週1回、医師・看護師・薬剤師と患者カンファレンスを実施しており、治療方針の確認や看護師の視点からの問題提起、薬剤師からの意見交換の場として、活発に討論しています。

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ME部

当院ME部は臨床工学技士(CE)29名が所属しており、うち体外循環技術認定士取得者は4名、また、今後認定士を取得予定のCEは3名と、臨床と同時に教育も行っております。
昨年度人工心肺症例(スタンバイ含む)は182件、うち緊急症例は33件で、内訳は弁膜症症例86件、大血管症例19件、冠疾患症例55件、小児症例13件、リード抜去症例1件、その他(腫瘍切除、粘液腫等)症例は8件でした。
全ての開心術症例においてCEは2名体制で対応し、1名は人工心肺操作を、もう1名が心筋保護装置をはじめとした周辺機器操作、術中記録等の外回りを行います。夜間緊急手術も2名のon call者が待機しております。

また、週に1回行われている心臓血管外科合同カンファレンスにCEも参加し、患者さん情報のみでなく、手術方針等の情報共有、必要物品の確認を行い、物品の手配もCEが行っております。
Perfusionistとして常に意識していることは、今向き合っているのは患者さんであるということ、また術者の手元、一針一針まで術野を把握する事、その場面においてどう対応すればいいのか、次の動きを予測し、術者の手を止めないよう心がけており、それは手術時間の短縮、そして患者さんの安全にもつながると考えます。 当院ではトラブル対応として人工肺交換等の日頃の練習を欠かしません。その他にもチーム医療の一貫として年に2回、CEが主体となり医師、看護師を対象にトラブルシューティングを行っており、脱血不良、Air混入、停電時対応等、術中考えられるトラブルを想定し、それらの対応方法も実際に経験してもらい、人工心肺を使用する手術がいかに危険と隣り合わせであるかを実感してもらいます。
当院ME部の特徴としていえる事ですが、経験年数によって仕事内容を決めるのではなく、perfusionistになりたいという意思があれば全員に同じようにチャンスを与えているので、男女問わず比較的若い層がperfusionistとして手術に携わっております。 今後も医師、看護師、薬剤師と協力し、より良い医療を提供出来るよう、努めていく次第です。

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