ケアーからキュアーへ | 日本不整脈外科研究会

日本医科大学 心臓血管外科は大正13年(1924年)に日本医科大学付属飯田橋病院に開設された外科学教室に源流を持つ、94年の伝統を誇る外科学教室です。 昭和34年(1964年)に最初の心臓血管手術を行ってから54年の歴史があります。日本の心臓血管外科黎明期より手術を行っていた数少ない施設の一つです。 これまでにおよそ9000例以上の心臓血管外科手術を行ってきました。

心臓血管外科は新たな低侵襲時代へ

近年、心臓血管外科の臨床は大きく変化し、治療の低侵襲化が推し進められています。当院では新病院に設置されたハイブリッド手術室に国内最新鋭の血管造影装置「ARTIS pheno」を導入し、診療科の枠を超えた“心臓血管チーム”として高度大動脈弁狭窄症に対する経皮的大動脈弁 移植術(TAVI)や大動脈瘤や解離に対するステントグラフト内挿術を行っています。また、冠動脈バイパス術や弁膜症手術において、胸骨正中切開を行わずに小切開や胸腔鏡下での低侵襲心臓手術を積極的に行い、 患者さんに負担の少ない治療を提供しています。

国内有数の冠動脈バイパス手術数

人工心肺を使用しない心拍動下冠動脈バイパス術(オフポンプ冠動脈バイパス術)を基本術式として行い、症例数は国内で冠動脈バイパス術の多い施設の上位7%以内を保っています。また、当院は日本有数の高度救命救急センター、心臓血管集中治療科を有し、一刻を争う急性冠症候群、急性心不全にいつでも対応しています。この度、最新の補助循環デバイ ス「IMPELLA」も導入し、急性心不全管理も万全です。

不整脈外科治療・弁形成術のパイオニア

30年以上前より不整脈手術に取り組んできており、当院でしか受けられない外科治療(不整脈手術、リード抜去など)も多く、全国各地から患者さんが紹介されてきます。 特に心房細動や難治性心室頻拍など不整脈の外科治療の経験は豊富です。心房細動手術と弁形成術を組み合わせて行うことで、ワーファリンを服用しない術後を目指しています。 さらに胸腔鏡下の心房細動手術、左心耳閉鎖術など新たな試みにも取り組んでおります。

24時間、365日、あらゆる心血管疾患および緊急手術に対応します

■大動脈疾患

従来の胸部・腹部大動脈瘤や急性大動脈解離に対する 緊急手術だけでなく、放射線科と協力したハイブリッド治療を行います。東京都CCU・急性大動脈ネットワークに加入しており、高度救命救急センター、心臓血管集中治療科と協力して緊急症例に速やかに対応します。

■末梢血管疾患

再生医療科と連携し、重症下肢虚血肢にdistal bypassを含めた集学的治療を行い、救肢を目指します。急性動脈閉塞に対する緊急手術にも放射線科と連携して対応します。

■下肢静脈瘤

専門外来を有し、高周波アブレーションカテーテルによる血管内治療を行っています。 小さな切口より細い管(カテーテル)を血管内へ挿入し治療を行います。従来の手術よりも術後の痛みや皮下出血、神経障害の頻度が少なく、程度も軽いです。 1泊2日もしくは日帰り手術での治療が可能です。

■小児循環器疾患

小児科と連携し最適な時期に最適な手術を提供します。

我々、日本医科大学 心臓血管外科は半世紀以上に亘る伝統を引き継ぎ、最新の知識をもとに24時間体制で確実な手術ができる環境を整えています。 そして、常に患者さんやご家族のそばに寄り添い、人としてお互いに尊重し合える信頼関係を築いて行きたいと考えています。

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