ケアーからキュアーへ | 日本不整脈外科研究会

2018年4月30日 鈴木先生のパリ留学便り

 私は日本小児循環器学会とAssociation of European Pediatric Cardiologyによる若手研究者短期交換留学制度により、4月よりフランス・パリにある”Hôpital Necker-Enfants malades”で研修を行っております。1800年代に創立され、世界最古の小児病院と言われております。Prof. Pascal Vouhe、Prof. Olivier Raiskyをはじめ4人の外科医と2人のフェロー、他にインターンがおり、2つの手術室で1日4件、週20件の手術を行っています。朝8時30分のミーティングから始まり、4件目の手術終了(おおむね夜8時前後)までほとんどの時間を私は手術室で過ごすことができ、充実した研修生活を送ってます。研修開始早々に心臓移植があり、手術に参加させていただきました。小児の心臓移植は日本では極めて限られた症例数であり、貴重な経験をすることができました。

 週末は比較的時間に余裕があるため、もっぱら芸術鑑賞して過ごしております。パリは芸術の都と言われるだけあり、ルーブル美術館を始め数多くの美術館、博物館、教会が点在しています。その中で日本ではあまりお目にかかることができない、教会でのクラシックコンサートに行ってきました。荘厳な教会に鳴り響くバイオリンやチェロの音色は、コンサートホールで聴くものとはまた違った感動があります。

 残すところあと1カ月になりましたが、日本とフランスの術式の違い、日本医大でも応用可能な手術手技など、もっと細かい部分にまで目を見張らせて学んで来ようと思います。

日本医科大学心臓血管外科 助教

鈴木 憲治

Prof. Pascal Vouhe(右)とともに。

病院中庭より手術室のあるLAENNEC棟を望む。

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